キャバクラの「待機」とは文字どおり「待ち」の状態
キャバクラの勤務には、一般的な会社勤務にはない独特のルールや用語があります。今回は、「待機」について解説しますね。
「待機」というのは、キャバ嬢がお客さんの席に着くまでの間、店内で待っている状態のこと。
例えば、開店直後の早い時間帯でお客さんがまだ誰も来店していない時や、お客さんの人数よりもキャバ嬢の人数の方が多くて付く席がない場合などには、店に出勤はしていてもお客さんに付いていない時間が出てきます。
キャバクラの店内には、お客さんに付いていない女の子たちが、まとまって接客待ちをする「待機席」と呼ばれるスペースがあります。
キャバクラで待機中に時給が発生するかは店による
待機中の時給が発生するかどうかや、発生する場合の割合については、お店によってルールが異なります。待機中の待遇ルールには、以下のようなパターンがあります。
待機中も通常どおり時給発生
キャバクラでは、待機中も時給が変わらず発生するお店は少ないです。
待機中は時給が下がる(もしくは完全に時給が出ない)
①待機カット
待機中は時給が全く発生しないシステムです。オープンからラストまで勤務しても、待機している時間が多いと日給がかなり少なくなってしまいます。
②あがり待機
待機中の時給は通常通り発生するものの、お店が暇な時にはタイムカードを押すなどして休憩扱いにされて、その時間分は時給が発生しないシステム。この場合は、食事をしたり自由に過ごせるのが一般的です。
待機カットの場合、自分が何時から何分間、何回待機に入ったのかは把握しづらいので、もしお店側が厳しめに時給換算をしていたとしても、気づくのは困難。あがり待機の場合は、きちんと管理されているので、比較的計算しやすいです。
キャバクラで高収入を得られると思っていたのに、実際に始めてみたらもらえるお給料が少なくて「こんなはずじゃなかった」ということにならないよう、面接時に待機中のルールをよく確認しておきましょう。
キャバ嬢が待機中にするべきこと
キャバクラ未経験者や初心者は、待機中に何をすれば良いのかわからなくて戸惑うことも多いと思います。
お客さんに営業をかける
まず最初にやるべきなのは、お客さんに連絡をとってLINEメッセージを送ったりして来店を促すこと。
待機時間はスマホを触れるのでお客さんと同伴の約束を取り付けたり、インスタやtwitterなどSNSを更新するのも有効な方法ですよ。
お客さんノートを整理・確認する
次に、これまで接客したお客さんからいただいた名刺の整理や、お客さんの情報をメモしたノートの確認です。効果的な営業をかけられるよう、日頃からマメに整理・更新しておきましょう。
メイク直しをする
あとは、メイクを整えるのも大事ですよ。お客さんの席についた時って、なかなかメイク直しの時間がとれません。待機時間を上手に使って、いつ呼ばれてもいいようにきちんと整えておくのがおすすめです。
暇そうにスマホゲームで遊んだり、マンガを読んだり、キャストどうし大声でおしゃべりしたり、お酒を飲んだりするのはNGです。
キャバクラの仕事は、お客さんに来店してもらわなければ始まりません。お店に出勤しているだけではお給料が増えないし、シフトを減らされたりしてだんだんと居づらくなって辞めたくなることもあると思います。
仕事を続けたければ、まずはお客さんを呼ぶ努力、次に指名をもらえる努力が欠かせません。しっかり稼いでいるキャバ嬢は、待機中の時間を有効活用して、地道にコツコツ頑張っていますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
待機時間があまりにも長く、給料が減ってきているようなら自宅でキャバ嬢ができる副業もおすすめです!